投資はよくギャンブルにもたとえられますが、真のギャンブラーは絶対に勝てるギャンブルしかしないなんて話もよく聞きます。
絶対に勝てるギャンブルなんてあるのかよ!という気もしますが、相場が上がろうが下がろうが利益を出すトレーダーがいる以上、投資で負けない方法は存在すると考えられなくもありません。
資金のリスク管理は必要ですが、相場を予測する必要がなく利益を上げ続けるFXトレードに興味があれば、このページを読み進めてみてください。
トレードアイデアのひとつとして参考になるかもしれません。
グリッドトレーディング
どのような銘柄にも買う人がいれば売る人がいるものです。
そのため相場が一方向に進み続けるということはありません。
買った人はどこかで売らないと利益にならないし、売った人はどこかで買い戻す必要があるためです。
それがいわゆるトレンドでの押しや戻りを形成することになります。
さらに数年以上という大きなスタンスで相場を見ていくと、ある値幅間を行ったり来たりしている銘柄を見つけることができるはずです。
たとえば下の図は直近20年ほどのドル円マンスリーチャート。
リーマンショック前につけた124円台が高値として意識されているのがよくわかりますよね。
下値は次にいつマーケットが狙いに行くかは誰にもわかりませんが、再び75円台までの下落があるかが注目されるのは間違いないでしょう。
この大勢に意識されている高値と安値を基準に、一定間隔で資金を投下するのがグリッドトレーディングという手法です。
たとえば100円より下では買いのみ、100円より上では売りのみ行い、いずれ相場は100円付近に収束するだろうという前提で資金を投下する戦略になります。
スワップも考慮する必要がありますが、ドル円が想定レンジを超えない限り、一時の含み損は抱えても買いでも売りでも100%の確率で利益が上がるしくみを構築することができるのです。
まったく相場分析をする必要がないとまでは言えませんが、史上最高値と史上最安値、直近のレンジ範囲を意識すればグリッドトレーディングは誰でも利益を上げやすいトレード方法のひとつといえます。
トラップリピートイフダン
グリッドトレーディングは基準価格からの買い下がり、もしくは売りあがりのポジションを取っていく手法です。
たとえば、私が現在出しているオーダーは以下の通り。
約100万円のXMスタンダード口座に108円から98.5円まで25銭刻みで買い注文を入れてあります。
利確はそれぞれ50pips。
ひとつの注文が約定して利益を確定すると約500円プラス保有日数分のスワップが入ります。
そしてドル円が想定レンジを上下する限り、ひたすら同じ注文を繰り返すのです。
これが某FX会社が宣伝しているトラップリピートイフダンと言われる手法ですが、通称トラリピと呼ばれています。
ちなみにこれら40本の注文を手作業で入れるのは大変な労力を必要とするので、管理人は自作のトラップリピートイフダンEAをセットして自動売買をしています。
管理人がXMでリアル運用しているトラリピEA「トラ太郎」を無料で配布しています。
当サイトからリアル口座の開設、もしくはデモ口座の開設をしていただいた方が対象となります。
EA稼働には口座番号に紐づいたパスコードが必要になりますので、口座開設後にお問い合わせより口座番号をお知らせください。
トラリピEAで稼げるのか
2007年のリーマンショックから始まったドル円の下落相場。
割れることはないといわれていた100円をあっさりと割込み、2011年には75円台まで下落したのは衝撃的でした。
もしも、2007年の下げ一辺倒の相場からドル円の買いトラップを仕掛けていたらどうだったのかを検証してみました。
MT4のバックテスト機能を使えば、トータル利益も抱えた含み損も再現することが可能です。
設定は以下の通り。
口座の種類 | スタンダード |
証拠金 | 100万円 |
ロット | 0.01 |
トラップ数 | 最大100 |
トラップ間隔 | 50pips |
利確 | 50pips |
買い下がりスタート | 108円 |
建てたポジション、決済したポジションは以下の通り。
最高で73万円もの含み損を抱えるものの、12年で107万円以上の利益が得られたことになります。
しかもEAによる自動売買であれば、完全な不労所得です。
一度あることは二度あるともいいますが、昨年の年末年始のようなジェットコースター相場は今年もやって来るのかどうか・・・。
XMでのトラリピ注意点
108円台からのスワップ狙いドル円ロングトラップ仕掛けは、そろそろいいタイミングではなかろうかと思っています。
ドル円史上最安値の75円台までの下落はもちろん想定しておかないといけません。
108円ジャストから0.01ロットで25銭ずつ買い下がる待機注文を出すことにしました。
とりあえず108円~98円まで利確50pipsで40本のトラップ設定で様子を見ることにします。
こんなオーダーを出せるのもXMの888倍というハイレバレッジの恩恵です。
国内FX業者では、こんなオーダーを出したらとても証拠金が持たないんじゃないかと思います。
よほどお金持ちであれば別ですが・・・。
トラリピは買い下がり、もしくは売りあがり戦略のため、保有したポジションを長期運用することになるので、日々発生する保有ポジションのスワップにも留意したいところです。
プラススワップであればいいのですが、マイナススワップになるとじわじわと口座残高が目減りしていくことになります。
トラリピを仕掛けるのであれば、プラススワップになる通貨ペアを選ぶのが基本でしょう。
しかし、残念ながらXMのメジャーペアでプラススワップが発生する通貨ペアは非常に少ないという事実があります。
かつて高金利通貨として人気が高かった豪ドルやNZドルの買い持ちをしても、XMでは2019年12月現在プラススワップになりません。
XMのメジャーペアで唯一プラススワップになるのが、ドル円のロング。
EUR/ZARの売りなどマイナー通貨がらみであれば、ドル円スワップの100倍以上のスワップが受け取れる組み合わせもありますが、個人的には新興国自体の不安定リスクが高いとみてトラリピを仕掛けるのはやめています。
XMでトラリピをやるのであれば、現在ドル円の買い一択かなぁと思っています。
ただ、スワップは一定ではなく変動するので、ドル円の買いでもスワップがマイナスになる可能性も考慮しておく必要があります。
無料トラリピEAについて
メタトレーダーでFXを始めた当初はひとつひとつオーダーを入れていたのですが、あまりの効率の悪さに嫌気がさすこともありました。
その結果、独学でMQLを勉強してトラリピEAを作ることからEAプログラミングを始めました。
50過ぎの管理人がネットで情報収集して作れるぐらいなので、トラリピEA程度なら誰でも数か月程度で作れるのではないかと思います。
ただ、これからEAのプログラミングを勉強するというのであれば、EAプログラミングセミナーの受講をおすすめします。
独学でEAのプログラミングを勉強するよりも、圧倒的に効率よく基本的なプログラミングを学ぶことができます。
大量のオーダーをEAがすべて自動で出してくれるので、管理人にとってトラリピに関しては手間いらずの投資のひとつになりました。
もちろん、ロットの配分とロスカットレベルは慎重に計算しなければいけませんが、毎日チャートとにらめっこするような必要はありません。
エクセル等でリスクを計算する方法もありますが、EAのパックテスト機能を使えば必要な証拠金も抱えるであろう含み損も再現することができます。
このトラリピEAは管理人が自分用に作ったもので、トラップリピートイフダンに必要な機能をひと通り実装しています。
保有ポジションの一括決済もできるし、待機注文の一括取り消しもできるように作ってあります。
基本トラリピは損切りせずに勝率100%を目指す投資ですが、フラッシュクラッシュなど想定外の値動きを見据えた損切り設定もこのEAには盛り込んでみました。
0.01ロットの注文ができるXMのスタンダード口座やマイクロ口座なら、トラリピで完全放置運用ができるんじゃないかと思います。
もちろん0.01ロットであってもトラリピは含み損を抱えながらの運用になるので、資金は多いほうがいいに越したことはありません。
108円台から買い下がるのであればXMのスタンダード口座で50万円程度、マイクロ口座で10万円程度あれば口座破綻のリスクを抑えて運用可能だと思います。
大勢が同じ手法で取引すると優位性がなくなるといわれますが、このEAに関しては大勢が使ったところで相場が動くようなことはないでしょう。
トラリピは一気にドカンと儲かることはないものの、私の場合チャートに張り付くトレードから解放されたことが何よりのメリットです。
チャートをを見る時間が極端に減った分、時間をほかの色々なことに使えるようになります。
特に管理人の場合、母親の在宅介護をしている関係でチャートに張り付く必要があるFX取引はできなくなりました。
同じような状況でのFX投資スタイルを模索しているのであれば、ぜひトラップリピートイフダン戦略を取り入れてみてください。
管理人がXMでリアル運用しているトラリピEA「トラ太郎」を無料で配布しています。
当サイトからリアル口座の開設、もしくはデモ口座の開設をしていただいた方が対象となります。
EA稼働には口座番号に紐づいたパスコードが必要になりますので、口座開設後にお問い合わせより口座番号をお知らせください。